秋の七草『藤袴』について

再生工事中の『多葉喜』の敷地境界に藤袴が咲いていました。

東京で働いていると,野草を見ることは稀であり、スーパーで売りに出される七草粥セットが関の山なのです。

秋の七草は万葉集に収められている山上憶良の2首の歌が始まりとのこと。

「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

日比谷花壇のHPからの引用ですが、

藤袴は、花の色が淡紫色で、弁の形が筒状で袴に似ていることからこの名前が付けられました。乾燥させると桜餅の桜葉と同じ良い香りがするため、洗髪や香水にも用いられます。現在では絶命危惧種に指定されており、野生の藤袴を見ることはほとんどできません。
〈花言葉〉・・・遅延、躊躇、思いやり、あの日を思い出す、優しい思い出

今回の『多葉喜』の再生は、華やかだった『多葉喜』のあの日々を思い出すため、たくさんの思いやりによって行われていると言えます。

ひっそりと咲く藤袴は、池泉式庭園の復活ばかりに注力していた私達関係者に『足元,周囲に目を向けなさい、私たちを忘れないで』と伝えたかったのかもしれません。

料亭『多葉喜』改修工事

先週末から『多葉喜』の家具搬入、インテリアアートワーク、撮影等の一連の作業を行いました。インテリアコーディネートは株式会社フーガの中島さん、撮影は福井県坂井市のGrafeel川口さん、生花は越前市の内藤昭和さん。それぞれ素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。元は指揮官として関係者の皆様にお礼を申し上げます。

大阪からはグラフィックやホームページ監修を担当してもらっていますアインザッツ吉田さんも撮影立ち会ってもらいました。

中島さん撮影のアートワークの一部
北畑撮影の一部

また、急きょ花を生けてもらいましたKAZU内藤昭和さんは、越前市在住であり、TOYテレフローラ世界チャンピオン’95、一級フラワー装飾技能士、福井県職業訓練指導員、フジテレビフラワーネット本部講師もなさっている方です。事前に床の間などを見ていただきましたが,それぞれの床の間にピッタリの華やかな生花でした。

KAZU 内藤昭和さん連絡先

TEL:0778-24-3007

正式に美しいプロ撮影の画像をアップしますので、もうしばらくお待ちください。(北畑の写真は現場管理の画像になっております。)

さて、今回の『多葉喜』改修は、全てを新しくするのではなく、古き良きものは可能な限り残し後世に伝えて行くというミッションがあるのです。例えば、1950年〜1970年のデザインを色濃く残す浴槽は、今では作られていない古いタイルによって作られていますので、張り替えなどはできないため、割れだ部分を補修しながら、古いデザインの浴室を残すことにしました。金継ぎという、陶器を修理する方法を参考に補修を行いました。

金継ぎに学んだタイル補修を行う北研のメンバー

生まれ変わった『多葉喜』は近々に公開予定の『多葉喜』HPなどでご覧ください。

越前市:旧料亭『多葉喜』改修

越前市の旧料亭『多葉喜』の改修工事ですが、最終に近づいてきました。今日は『カフェたばき』と宿泊施設にコンバージョンを予定している料亭『多葉喜』の内部に家具を搬入し、アートワーク作業を行いました。

金継ぎの手法を参考にタイルの補修を施工中

一階の松の間、竹の間は宿泊者のためのラウンジとして使えるように、ゆったりとくつろげる空間に変更しています。

インテリア担当のFUGA中島さん撮影の竹の間
松の間

そして、HPやその他の広告用の撮影を明日行う予定です。

京都石田幼稚園訪問

食育のための園内改修工事の打ち合わせで京都の石田幼稚園に来ています。園児達は元気に明日の予行演習をしていました。本番さながらの応援をする園児を見ていると、私の体の中にもエネルギーが満ちてくる気がします。

リレーの練習中のクラス

明日は運動会とのこと。天気も良さそうです。コロナ明けの運動会、家族も明日の運動会を楽しみにしているでしょうね。

越前市訪問

現在改修中の料亭『多葉喜』ですが、内装の調整がほぼ終わりに近づきました。特注の越前和紙を貼る大広間の襖張り替え工事も完了間近です。

最後の仕上げを行う表具師の大虫氏
料亭『多葉喜』玄関に置かれていた孔雀の衝立も修復

 開業を前に宿泊者に座禅体験をお願いする予定の市内曹洞宗寺院の住職にご挨拶を行いました。また、クラファンのリターン品として予定している越前和紙、越前打ち刃物、越前焼きの店舗などを見て回りました。

ナイフビレッジにて

 越前市にはたくさんの伝統工芸が今も残り、産業として成立していることに驚いています。打ち刃物では、円安の影響や人気の芸能人がオリジナル包丁を作ったこともあってか、各製作所はとても忙しいとのこと。

 料亭『多葉喜』には池泉式庭園があります。植木職人の方に剪定をお願いしたところ、背後の擁壁がとても目立つようになりました。予算もあり、色々と検討した結果、濃いグレーに塗装しました。まずまずか?

地鎮祭と草花

台風の影響で延期されたIGP(i邸)の地鎮祭が行われました。計画地は元々母屋のあった敷地であり、その敷地内にはたくさんの草花があったのでしょう、解体や整地を行った後もしっかり草花は生きていて、可憐な花をつけていました。ここにお住まいの家族が草花を大切にしていらっしゃったことがわかります。そしてこの大地が良く肥えていることの証明でもあります。

地鎮祭準備中

これから地盤改良工事に入ります。近隣には小さな川もあり、山から川に向かって一般的にはよく似た地盤が作られている事が多いのですが、不連続な地盤の可能性もあります。地盤調査もしっかりと行ってはいますが、現地での確認作業がとても大切です。