建築模型について

先月末までサレジオ高専のデザイン科の学生二人がインターンシップとして当研究所に来ていました。

 最近、責任の重さなのか、働き方の厳しさなのかどうか分かりませんが、学生の建築・デザイン業界への関心度が低下していると聞いています。このような状況の中で『建築設計に興味がある!』学生に、建築設計・デザインの面白さを短かい時間の中で伝えられたかどうか?が問題です。

 あまり経験がない二人に模型製作をいきなりお願いしました。優秀な学生二人です、飲み込みも早く、何とか完成させました。やり直しすると出来栄えはグッと上がりますし、初めてとしては充分。当然及第点です。

 彼らが当研究所でのインターンシップの体験から、社会的な責任の大きさだけではなく、建築デザインの面白さを実感し、将来私達の世界の仲間になってくれることを願わずにはいられません。

保育園のボルダリングコーナーイメージ模型(?)保育士:わかりやすくて好評!
少しずつ違うフォルムのボリューム模型、人型も配置。

料亭『多葉喜』本館の消防検査

本日、改修工事も終了した料亭『多葉喜』本館の消防署による設備点検が行われました。無事合格(の予定)❗️

明治創業の古料亭です。配線や感知器も誘導灯も古い機器等は撤去し最新のものに更新しています。しかし、昔の照明器具は蛍光灯をLEDに交換し、和紙を貼り直して再利用しています。

2階大広間の感知器検査
藤の間の感知器検査
非常ベルの検査

古料亭『多葉喜』の引手について

改修中の越前市にある料亭『多葉喜』の引手について、昨日越前市の大虫表具店の大虫さんと話をしました。改修する襖や障子に関してですが、長く表具の修理をしている大虫さんの話によると、料亭『多葉喜』は明治に創業されたので襖や障子には明治、大正の引手が多く使われているのだそうです。(鉛と錫の合金のアンチモンではないか?)

引手底部に竹のレリーフが描かれています。

この引手(百合の間)は明治から昭和初期に流行った襖の引手だろうとのこと。残念ながら破損が激しくて再利用は諦めざるを得ない状況ですが、創業時の主人の造作や引手へのこだわりを知ることはとても楽しいことなのです。

和室を持つ建築の設計が少なくなり、和風の造作や金具、引手についての知識もほとんどない最近の当研究所ですので、新しい気付きに感謝する今日この頃なのです。

同じ越前市にある小澤金物店のHPに金物についてとても分かりやすく解説が書かれていますので、下記にURLを記載します。ぜひご覧ください。

https://ozawakanamonoten.com/

除湿型放射冷暖房装置

本当に暑い日が続いています。エアコンに頼らなければとても過ごせない猛烈な暑さですね。本当に一雨欲しい今日この頃です。
『除湿型放射冷暖房』という空調システムがありますが、その快適な冷暖房は体験しなければわからないものです。体験すると熱烈なファンになってしまうようです。

温水、冷水を流すルーバーはインテリアのスクリーンとして、間仕切りとして利用できます。予算が許せば全ての建物に導入したい設備です。

N邸-外は酷暑でも室内は高原の森の中にいるような温熱環境
Y邸-和風のインテリアにも馴染むルーバー状の装置
E邸-ワンルームスタイルの住空間の階段脇にルーバーを設置

蒸し暑い夏においても、乾燥する冬において、室温と水分量(湿度)が室内の快適性を決めると言っても過言ではありません。快適な室温、湿度を維持することはとても難しいものです。

M市郊外住宅地内のT邸計画

M市の郊外にある大型の分譲住宅地に計画されたT邸の初期計画案です。

西側からT邸を望む

この分譲地は平坦な地形と住宅地の周囲を取り囲む様な緑地を持ち、また広い敷地と安心安全な地盤、道路、インフラを持つ優れた住宅地となっています。とにかく空が広い?住宅地です。

また、高速道路の出口から数分の位置にあり、高い利便性を持っています。

この計画宅地は角宅地となっており、この街区のシンボル的な役割を担う必要があります。シンボル性と優れた居住性を兼ね備えたデザインが求められます。

歴史ある工務店と腕の良い職人達がこの計画案を理解し、良い住宅を完成することを確信しています。

個人住宅の竣工検査

茨城県ひたちなか市西部で工事中の個人住宅の竣工検査です。

軒の深い方形のシンプルな形態

平屋住宅はある規模になると居室の中央が暗くなり、戸建ての良さである『常に外部を感じる』ことが出来にくくなるものです。このS邸はその対策として、外部空間が住宅の内部に換入させることと、深い軒をもつ半戸外空間を広く確保する計画となっています。

深い軒をもつ南側のテラス

これから外構工事も終了し、施主家族が常に海を感じる最高の場所で穏やかで幸福に満ちた生活がスタートできることを確信しています。

コンペ時のホワイト模型
ホワイト模型と竣工との比較1
ホワイト模型と竣工との比較2