私たちは、インターネットの色々なサイトを利用すれば、実際にある場所を訪れたような気持になることができます。それが外国であってもです。また、航空写真の閲覧サービスサイトにアクセスすれば、戦前の写真でその場所の風景を想像し、街の変遷を知ったり、地歴の一部を知ることも簡単にできるようになっています。20年前では想像もできなかったことです。
しかし、時空を飛び越えているわけではありません。
街やある場所に実際に立ち、風景、情景を五感で感じたいものです。風やにおい、人々の話声、街の音、遠くの山々、足元の草花など、意識しなかった多くのことが皮膚や呼吸する空気を通して体内に染み込んでいくような気がするものです。
この建物の計画地の地形的な素晴らしさは航空写真ではわかりません。目の前にはみどりに囲まれた池が広がり、背後は伸びやかな田園地帯。とても得難い計画地となっています。
