風景を創る

風景を創る、、、音楽に例えるならひとつの建築物はピアノの小曲、風景は交響曲と言えるかもしれません。また、景観10年、風景100年、風土1000年と言われるように風景を創るには100年の時間が必要なのでしょうか?

施主は、行政や大企業にとっても困難な『電線の地下埋設』や『電柱を視界から消し去る工夫』、『地域の植生に配慮された植栽計画』、アスファルト舗装ではなく『石畳に敷き変え』など、100年後の風景を見据えた修景を独力で行っておられます。これは強い信念と美的感力、そして経営的なデザイン戦略がなければ出来ないものです。

模型は北鎌倉円覚寺周辺の地形モデルです。地形モデルは県施工のコンクリート大擁壁ができる前の地形を元に作っています。この場所に作られる家々は精々数十年のものですが、地形は数百年不変ですね。
鎌倉時代からの円覚寺周辺の風景を想像するためには、地形モデルを作り、古地図や戦前の航空写真を眺める程度しかできません。しかし、風景を考える大切な第一歩と思っています。

禅『ZEN』を世界に広めた釈宗演は北鎌倉円覚寺管長でした。そして、大仏教学者の鈴木大拙も小説家夏目漱石も老師(釈宗演)に参禅していました。
釈宗演は福井県高浜町、鈴木大拙は石川県金沢市生まれであり、福井県武生市(現越前市)生まれの私(北畑)が北鎌倉周辺の風景づくりに参加できる事を幸運に感じています。

今年(平成30年)は釈宗演の百年遠忌(おんき)にあたります。GWは避けて、緑に囲まれた円覚寺周辺を散歩したいものです。
http://www.engakuji.or.jp/onki.html

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