越前市野上 高野邸訪問

友人の住宅の竣工検査の為、私(北畑)の郷里である越前市に来ています。雪が50センチは積もっているでしょうか。東京では10センチも雪が積もれば交通麻痺となりますが、雪国の人には当たり前、さすが、淡々としておられます。しかし、朝の雪ノケ(歩くスペースや車道の雪を除く?福井県の方言です。)は大変です。

その後、昭和56年以来の豪雪となってしまいました。180センチ以上は積もった様です。

32年前に設計した高野邸を10年ぶりに訪れました。今では決して珍しくはありませんが、スキップフロアの住宅です。大きな音楽室兼居間(ピアノ練習室)からゲストルームの和室(居間から120センチ上がり、10帖大)、寝室(居間から20センチ上がり、ワンスキップ)洗面室、キッチンにはドアひとつで繋がってます。天井は三角の勾配天井。外観も三角形の切妻屋根。あの当時、何を考えて計画していたのかを少しずつ思い出しています。

当時の竣工図面を大切に残して貰っています。『とにかく新しい豪華な家を見たりしても我が家が一番快適だと思う、初めて来られた人はこの空間にまず驚きます。』この言葉、嬉しいものです。

当時の図面は手書きです。自分の書いた線は決して忘れないものですね。設計者が伝えた気持ち良い空間を今でも大事に維持していただいている施主に深く感謝いたします。

4806DD75-9347-4B3E-82E6-67D879B53459子供達にピアノを教えていらっしゃるので、子供達が楽しくなる様な絵や小物がレイアウトされていました。この空間に60人の人が集まり、子供達のピアノの発表会を行うそうです。

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照明器具はLEDに変更されています。勾配天井としたので音響的にも正解でした。

 

デザイニストたれ❗️

リンク

日本のCIの第一人者であるパオス代表の中西元男氏が主宰するSTRAMD記念講演2月3日(土)16時〜19時に御茶ノ水駅前のデジタルハリウッドで行われます。

http://stramd.asia/news/i395.html

【デザイニストたれ】と語る中西先生は自己満足的な極めて狭い世界で生きる建築家やデザイナーに向かって、もっと視野を広げ、経営的な視点を持って戦略的にデザインを行うデザイニストになってこそ、これからの社会をリードできると。

画像は南米のある川沿いに計画された水網都市のコンセプト模型です。この模型を美大の総合デザイン科の学生が作ってくれました。建築科の学生ではありません。都市デザインやものづくりを建築科ではなく総合デザイン科の学生が作る、、、まさに細分化され過ぎた建築デザインの大きな変革の風を予感させる、微風と言えなくはない?

大河の水を引き込み、クルドサック型の道路と水路が組み合わさった住宅地の提案

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最後の海軍大将【井上成美】の家

前々から訪れたいと密かに思っていた横須賀市長井の井上成美(しげよし)提督の家を訪れました。彼は日本海軍最後の大将で、日本の終戦に尽力した軍人の一人です。敗戦後はあまり表に出てくることもなく、青い海と富士を望む小さな岬の家で静かに暮らし、村の子ども達に英語を教え、月謝も取ったのかどうか分からないほどの質素な暮らしを送ったようです。私(北畑)の結婚の仲人は兵学校76期の方でしたので、何度か井上学校長のお話を聞いた覚えがあります。

そっと覗いた室内には彼の写真や経歴を示すパネルが展示されていますが、整備されていないので寂しい元記念館でした。

マントルピースがあり、部分的に木を表出した洋館の内装でした。白い外観は白の軍服、海側の屋根の一部にある箱型の陸屋根は軍艦の艦橋に見えないことはないと私は思いました。

真っ青な空と海、富士、そして白い小さなこの家は私の記憶に残る大切な住宅の一つになるはずです。

 

お詫び:立ち入り禁止の小さな張り紙に気が付かず敷地内に入ってしまったことを親族や関係者の方々にお詫び申し上げます。

2018年ご挨拶

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

当研究所は今年も当研究所らしい建築・デザインを行ってまいります。ご指導、ご鞭撻、どうぞよろしくお願いいたします。

昨年デザインをしておりました東急電鉄の住宅地青葉台【ノイエ青葉台ブランスクエア】のHPがアップされました。

http://www.neue-aobadai.com/

この住宅地は建築家内井先生の名建築【桜台コートビレジ】の隣接地にあり、同じ東急による開発です。集合住宅の名作に負けない戸建て住宅をとの気持ちで施主、施工関係者の皆様と進めていた住宅地です。

桜台コートビレジは何年も前に何回か訪れていましたが、今回の計画に合わせ、数度再び見学をしました。先生が『健康なる建築』について講演をなさった時のことを思い出しました。

【桜台コートビレジ】やはり、いい建築は何年過ぎてもいい、ですね。桜台コートビレジ