既存建物解体前調査

旧家の解体工事が始まる前、新しい建物に再利用可能な材料選びを行いました。家の中もすっかり整理され、とても広く感じます。土間上の小屋組の丸太、和室のケヤキ大黒柱、板戸(一枚板の銘木)等、今では手に入り難い材料を大工さんと選ぶのですが、これが中々大変。出来るだけ残したいし使いたい設計者と解体工事の中で残し難いと理論的に言う大工さんとの意見の調整が難しい。新しい家は『温故知新』をテーマにしています。昔の職人の丁寧な仕事ぶりに敬意を表しながら適材適所、かつ大胆に古材を使いたいと思っています。

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笠間市T邸現場見学

筑波山山麓、笠間市で工事中のT邸の現場を見学。小高い山々と田畑の風景が広がる恵まれた南傾斜の敷地に佇むT邸は、コンペ時とほとんど変わることがないプランで施工されています。それだけ計画時の思いがたくさん残っている、施主にその思いを大切にされている住宅とも言えます。平屋建ての伸びやかなスキップフロアの空間は大きな一枚の天井で一体化されており、その広がりはとても気持ちの良いものでした。

南側に広がる小高い丘の上に上がり、この住宅の特徴でもある中庭を写真に収めました。この吹き抜けは80坪の平屋建ての中央部での採光と通風の確保には有効でした。

7月の完成がとても楽しみです。

B1100980-E823-4626-AA1F-07963BA31D43 20170515撮影のT邸

imageコンペ提案時の模型写真

【茶の湯】東京国立博物館 平成館

上野公園:東京国立博物館平成館で開催中の【茶の湯】を観て来ました。国宝の曜変天目(稲葉天目)、油滴天目、大井戸茶碗、志野茶碗などの国宝、重文クラスの茶碗を一度に見られる貴重な展覧会です。GW中であり、覚悟しておりましたが、気に入った展示品はゆっくりと何度も観ることができるほどの心地よい混雑(?)でした。年代を追って茶の湯の歴史をたどる展示も分かりやすいものでした。

曜変天目(稲葉天目)はデジタル画像や写真で見るよりも小振りで、両手にすっぽりと収まる程の大きさであり、まるで宝石の様な光を放っておりました。昨年亡くなられた内田先生は、国宝・重文級の茶碗を直に手に取る機会のお話をされていました。そのような幸運はありませんが、直接これらの茶碗をまとめて見ることができたことは幸運といえるのです。

燕庵(えんあん)の実物大の模型も展示されされていて、ここでは自由に写真に収めることが出来ました。可能ならば中に入り、空間を確かめられるならばもっとよかったのですが、それは無理というものでしょう。

 

絵葉書を撮影

絵葉書を撮影(当然撮影はNGです)

 

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