金沢【石森木工】石森社長

昨日、金沢【石森木工】の石森社長が東京出張に合わせて当研究所に寄っていただきました。木の事、建具の事、建築家谷口吉郎氏との逸話等、ものづくりの現場に常に立っておられるからこそ語る事ができるお話をたくさん伺う事が出来ました。しかし、先人たちのものづくりの際の気配り(木配り?)の細やかさ深さには脱帽ですね。
春四月にはまた、金沢【石森木工】を訪れる予定です。image

東日本大震災に思う

   東北大震災から5年目の日を迎えました。震災後数ヶ月過ぎた時に被災地を訪れました。自衛隊員や消防団員、多くの方々が黙々と作業をしており、また瓦礫の前にただ茫然と立ち尽くす多くの住民の方々を目の当たりにしました。何かできることは・・・と焦るだけで、私は何もできませんでしたが、ある住職が「混乱する東京で今しっかりと仕事をすることも一つの復興である、今ではなく5年後、10年後に己のできることを探すことも大切」と言われて心の中の荷が軽くなったことを覚えています。

   東北の小さな離島の活性化のプロジェクトが始まりました。昨日と今日はそのプロジェクト発表で使用する模型等の打ち合わせでした。現地で協力くださる方々の多くが親族や知人を津波で亡くされています。家も失われています。せめてその皆様にとってこのプロジェクトが心の中のほのかな明かりの一つとなりますように。  

 
 

光のいたずら?魔術?

自然の光は私達が予想もしなかった瞬間を見せてくれる時があります。ステンドグラスや色ガラス、格子を通過した光が、混ざり合い、あるいは純化され、内部空間に不思議な絵画を描いてくれるのです。これらは少しずつ移ろい、変化し、留まることもありません。この様な光のいたずらに気づく瞬間を体験できる事も私達設計に携わる者の密かな醍醐味と言えるのかもしれませんね。(北)

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上段:光のいたずら?(昭和初期色ガラスと格子を通過した光)   中段:ル・コルビュジェロンシャンの教会  下段:ステンドグラスの光(建築中)