団地再生とコミュニティの再生(ランドスケープデザインNo.126)

私達が関わっている【石巻田代島しまおこしプロジェクト】の記事がランドスケープデザインNo.126号 に掲載されました。今月発売です。

NPO法人(石巻田代島しまおこし隊)の代表(隊長)猪狩達夫氏、ロバート・D・エルドリッヂ氏、光と風の研究所堀内道夫氏も震災復興や田代島について寄稿をお願いしました。ぜひお読みください。

しまおこしの活動は、例えば予想出来ない新しい法律が突然発生して計画をゼロからやり直すようなもの。途方にくれ、しかし応援の声に力をもらい、また再開、また、挫折、、、この様な作業の連続と言えるでしょうか。しかし、あきらめず、ウンウンと押し続けることで確実に何かが前に進むものです。記事の中にその一部を書いておきました。

島で生まれた猫が元気に育っていたり、顔見知りの猫(?)が元気に駆け寄ってくれるのはとても嬉しいものです。(たくさんの島の人々が猫達の給餌や健康チェックなどの世話をしてくれています、感謝)

クラウドファンディングによる古民家再生などを行いましたが、これからは海の学校を開く準備に入ります。皆様のご支援、ご指導をよろしくお願いいたします。

さあ、皆さん、GWに突入です、猫に逢いに田代島に渡り、大泊の『古民家カフェ福猫』で美味しい料理を楽しんでください。

ランドスケープデザイン誌No.121今月末発売。

ランドスケープデザイン誌No.121今月末発売。

 

ランドスケープデザイン誌は今月発売、書店でお買い求めください。(お願い)

ランドスケープデザイン誌は今月発売、書店でお買い求めください。

ロバート・D・エルドリッヂ氏

建築家猪狩達夫氏(北畑の恩師)が代表を務める「NPO法人田代島島おこし隊」は発足3周年。初心を思い出すべく、田代島大泊の古民家カフェ【福猫】において、田代島・囲炉裏端座談会を開催しました。

東北大震災の時、米軍海兵隊が行った(ともだち作戦)の立案に参加されたロバート・D・エルドリッヂ氏(元在沖縄米軍海兵隊外交政策部次長)は島の復興の手がかりとなる実例や豊富なアイディアを語ってくださいました。再生エネルギーを研究されておられる静岡大名誉教授の堀内道夫氏はゼロエネルギーの島への可能性や、竹を使っての島の風景の再生、猪狩達夫氏は大泊港に猫と竹を使った東屋を作りたいとの熱い思いを語ってくれました。

何事も初心を忘れず、タイムスケジュールを立てて確実に進めること、可能性に関して柔軟な思考を持つことの大切さを痛感しました。

島の灯台、灯台に至る道にある障害物(倒木、蔓)を率先して除去するエルドリッチ氏

島の灯台、灯台に至る道にある障害物(倒木、蔓)を率先して除去するエルドリッチ氏

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田代島の三石峠で復興のアイディアを話すエルドリッチ氏、元米軍海兵隊 外交政策部次長と元海上自衛官

現地に住み、道の草刈り等を行っておられます高橋さん、武市さんのおかげで、灯台まで安全に行くことが出来ました。また、旧島民の方から聞いておりました祠も二つ見つかりました。木造の社(やしろ)は崩落していましたが、鳥居は震災の影響も受けずに残っております。

 

 

建築模型に想う。

夏休み期間中、大学生やインターンの学生に模型製作をお願いしています。とても助かっていますし、学生諸君にとっても、図面を見ながら、材料の選定、模型の使われ方による簡略化の検討など、役に立ち、貴重な体験になると思っています。

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ボートの停泊スペースから見たボートハウス

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盛土をして建物を高い位置に配置しています。

検討中の商業施設の模型です。

建物と外構、サイン等の検討する上で大切な模型

建物と外構、サイン等の検討する上で大切な模型

 

O君、T君、Iさん、どうもありがとうございます。模型だけではなくちゃんと建設される建物ですので、完成後ぜひ実際の建物を見てください。(遠方の場合は無理かもしれませんが、、、)

北鎌倉円覚寺塔頭【雲頂庵】

鎌倉五山の名刹円覚寺塔頭【雲頂庵】の本堂建替に伴い、貴重な材料(古材)を譲り受け、再利用するために【雲頂庵】に来ております。

北鎌倉の風景にとってなくてはならない【雲頂庵】の銅板の大屋根はしばらく見ることは出来ません。しかし、工事の完成後、すでに数十年もそこにあったかのように北鎌倉の風景にとけ込み、今までと変わらない風景がそこにあるはずです。

雲頂庵遠景

雲頂庵遠景(  2010年頃の風景)

雲頂庵:臨済宗円覚寺派、鎌倉五山第二位の大本山瑞鹿山円覚興聖禅寺(円覚寺)の塔頭(たっちゅう)

 

 

風景を創る

風景を創る、、、音楽に例えるならひとつの建築物はピアノの小曲、風景は交響曲と言えるかもしれません。また、景観10年、風景100年、風土1000年と言われるように風景を創るには100年の時間が必要なのでしょうか?

施主は、行政や大企業にとっても困難な『電線の地下埋設』や『電柱を視界から消し去る工夫』、『地域の植生に配慮された植栽計画』、アスファルト舗装ではなく『石畳に敷き変え』など、100年後の風景を見据えた修景を独力で行っておられます。これは強い信念と美的感力、そして経営的なデザイン戦略がなければ出来ないものです。

模型は北鎌倉円覚寺周辺の地形モデルです。地形モデルは県施工のコンクリート大擁壁ができる前の地形を元に作っています。この場所に作られる家々は精々数十年のものですが、地形は数百年不変ですね。
鎌倉時代からの円覚寺周辺の風景を想像するためには、地形モデルを作り、古地図や戦前の航空写真を眺める程度しかできません。しかし、風景を考える大切な第一歩と思っています。

禅『ZEN』を世界に広めた釈宗演は北鎌倉円覚寺管長でした。そして、大仏教学者の鈴木大拙も小説家夏目漱石も老師(釈宗演)に参禅していました。
釈宗演は福井県高浜町、鈴木大拙は石川県金沢市生まれであり、福井県武生市(現越前市)生まれの私(北畑)が北鎌倉周辺の風景づくりに参加できる事を幸運に感じています。

今年(平成30年)は釈宗演の百年遠忌(おんき)にあたります。GWは避けて、緑に囲まれた円覚寺周辺を散歩したいものです。
http://www.engakuji.or.jp/onki.html

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アスンシオン建築見学(4)

リンク

今日は配置計画の最終確認を行いました。自然環境の保護等を考慮、既存の樹木を残した配置計画に修正しなければなりません。問題が山積みです。

初期計画案の模型、建物は大統領官邸に向かう軸線を基本としています。

初期計画案の模型、建物は大統領官邸に向かう軸線を基本としています。

また、ぺリカンボートクラブ(PBC )のメンバーが計画地近隣の小学校を表敬訪問する際、私(北畑)も同行させていただきました。全校生徒150人の生徒の半分が制服を着て(?:注1参照)私達を待っていてくれました。そして伝統の歓迎の歌を歌ってくれました。(午前と午後に半分ずつが登校するのだそうです。)国際交流のためにもパラグアイに来たらぜひ寄ってほしい、生徒に色々な刺激を与えてほしいとの校長先生のお話でした。(注1:生徒の全員が制服を持っているわけではなく、まだまだ学校に行かない、行けない経済状況であるとお聞きしました。洪水の影響で一部のガラスの割れたままの校舎です。)

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PBC:ペリカンボートクラブ

https://pelicanboat.amebaownd.com

午後から石田日本大使にお会いしました。普通大使とは中々お会いできないようです。石田大使が日本帰国時の講演後、PBC原田さんへの社交辞令(パラグアイにいらっしゃたら連絡ください)を信じて連絡をしてくれたのですが、大使は覚えておられ、公務で忙しいにも関わらず約束通り会っていだだきました。

計画が無事進行するように頑張ってくださいとの激励のお言葉をいただきました。

セキュリティの関係で大使館内部にはカメラ等の持ち込みは禁止です。

セキュリティの関係で大使館内部にはカメラ等の持ち込みは禁止です。大使館前の風景です。

春到来、建築見学季節良し!

啓蟄も過ぎ、春は少しずつ確実に近づいてきています。今年こそ醍醐寺の桜を眺めて見たいと思うのです。
年末からみんなで手分けして(学生さんも大切な戦力です。)模型ばかりを作っています。CGよりもラフスケッチ後いきなり模型を作ってしまう設計スタイルは如何なものか?とは思うのです。

見学の虫がぞろぞろと這い出す季節。

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